壁殴代行投資顧問(過去回顧)

証券会社の10年間 古いエントリーからどうぞ twitter @PunchingWallAgt

やってていいこともある

1年生の間、右も左も分からないのに、

とにかくマシーンになって電話した。

電話しまくった。

飛込みよりは苦じゃない。やなやつとか

キチガイには電話をかけなくていいのである。

 

電話は嫌だったが、勉強できたのはよかった。

当時、REIT投信が流行する時期だ。

グロソブやエマソブが主流の中、可能性があった。

 

当時問題だったのは、海外リート投信の基準価格。

国内商品は前日の終値ベースで基準価格が出る。分かりやすい。

日経新聞に載っているのは、その2日前の夜中のNYの値段と為替。

これは、どこも同じだった。

では、今いくらなんだ?

これで困ってる人が多かった!!!!

 

でもある程度調べることができる。

当時はまだQUICK(株価の端末ソフト)で投信の基準価格

は見れないし、REITの個別の値段など、

まともに見る奴が少なかったのだ。

先輩と上位10銘柄を3人で分けて、決算情報などの英文は

翌日別の2人に分かるように説明できるようにし、

投信の基準価格が決まる為替を調べ、終値と比較して伝える。

これを上位10銘柄でやって基準価格ベースでやれば、

大体の次の日の日経新聞の投信欄の基準価格の見通しは立つ。

 

22時半までの米国株の寄り中テレコールにて、学んだ。

あれがなかったら、海外モノの投信が、どうやって

値段が決まるかなんて、分からなかったと思う。

 

見込みのお客さんが翌日の日経新聞を読んで拍子抜けするのである。

先輩と3人で、よくそれで飲んで語り明かしたものだ。

今でもやろうと思えばできることだ。

こういう発想は、以外にできないものだろうな。

今なら無理だ