壁殴代行投資顧問(過去回顧)

証券会社の10年間 古いエントリーからどうぞ twitter @PunchingWallAgt

乗り換え勧誘一考

グロソブやエマソブが主流の中、リート投信への乗り換え勧誘が徐々にスタンダードになる時期。
担当しているお客さんの保有リストと投信のパンフ、月次レポート、セールストークをまとめたノートを片手に電話し続ける。
言うまでもなく、乗り換え勧誘の電話だ

昔からあるとんでもない日本株投信、昔スターになったファンドマネジャーが運用ているとうたっていたクソ投信。

それを、こちらに買い替えませんか?
という作業をしている

大体ざっくりセールストークの中身は以下

利回り
見通し
乗り換えの理由

なぜやるかというと、
第一に買付手数料3%以上がある。
第二に信託報酬を上げる。
すると乗り換えしなくても、少しは
手数料向上につながる
第三に見通しがあるから、
丁寧にやれば見通しを間違えても
またセールスはできる。

こんなことを意識してた

他の支店

直属の部下を教えていると、

いい事例として紹介されたので、

他の支店のできない奴もなぜか面倒を見てた。

ちなみに、好事例がイントラネットで出回るので、

それで紹介されてたので以前から面倒は見ざるを得なかった。

 

大体、できない奴ほど自信を失うようなことを言われてる。

だから、ちゃんと勉強させてプレゼンできるようにする。

それができると、あきらめモードだった彼らが本気で

仕事をするようになる。

いい好循環を見せてもらった。

販売指導

最初は決めた銘柄しか売れない。もしくは

お客さんから言われた銘柄。

 

これを募集商品や、投信でやってもらう。

また勉強させる。

商品内容、ポートフォリオ、平均利回り、デュレーション、残存期間、

直接利回り、実質利回り、商品の強み、手数料、信託報酬、その他手数料・・・

 

某外債投信を売る必要があり、やらないチャラ男をボコボコにした。

そいつは悔しかったのか、ちゃんと勉強してきた。

電話セールスも頑張った。で億ロット売りやがった・・・

で調子に乗り始めたので、上司と俺にまたボコボコにされてた

その月末俺が上司から標的にされたのは言うまでもない

後輩への指導

一年生は、右も左も分からない。

だから、とにかくそれぞれに

一銘柄決めさせて勉強させる。

暗記できてなけりゃドつく勢いでつめる、

 

彼らの中の

半分以上は不満でやめていくが、

意図がわかった奴は、セールスもスムーズに行き、

新規の顧客開拓がうまくいき始める。

 

特に銀行で好きなところを言わせたら、一週間の間に

株式について詰め込んでもらい、

発表させる、そして突っ込む。また勉強する。

 

そこらへんの証券マンより基礎を叩き込んだ自信はある・・・

5年生

よーやく退職まであと半分。

まぁ書くこともそんなないので、お付き合い下さい。

 

5年生から、また新人が毎年1~3人くらい

入ってくる。

 

指導係は俺しかいない。

 

クソ上司もこれ以上辞めさせるとまずいと考えたのか、

詰めが減る、ノルマはあるが、お客さんもいるのでなんとかギリギリだが

やっていける。

 

WさんとZさんの跡をつぐような指導が始まった・・・

ひとり労働組合

Wさんが出て、先輩はいない。

いるのは人殺しか、犯罪者、支店長になりそこねた老害営業マンばかり

 

3人で分散された嫌がらせが、全部俺に来る。

3人に課されたノルマが、全部俺に来る。

若者も来ない。辛かった・・・

 

とにかくそれでも反抗して、仕事を続けていた・・・

Wさんの退職

3年生が終わろうとしていた。

Wさんも私も、労働組合のあだ名がついても、

まだ反抗していた。

 

Wさんが上司に辞表を投げ始めたwwwwwww

「クソ中年が客いるのに俺らは新規で売って、やってられるかよ!」と

労働基準監督署にも行ったらしく、退職が決まった。

4年生になって、新人は来なくなった。。。。